世界に一つの香水。
確かフランスに、香りをその場で調合してくれるお店の本店があり、
とあるセレブが利用したことで一気に有名になったお店が
代官山にあります。

興味があって、一度行ってみました。
雰囲気は「ラボ」のイメージで個人的にストライク。
調香師が個人に合わせた香りを作ってくれ、その場で渡してくれる
というものだそうです。

(その時はお話を伺っただけでしたが・・・)

調香師は、幾つもの香りを嗅ぎ分ける能力と
組み合わせのセンス、そして
その人のイメージを汲み取る作業の どれも欠かせません。
わたしは独学でやってきたのでなんともいえませんが、
フレグランススクールなどで学ぶとなると
6000種類もの香りを嗅ぎ分ける訓練もあるようです。
軽々と見える楽しそうな作業の裏には
ものすごい勉強の量があってこそ。
だから、香水は安くないのですね。

その香水、人工香料と天然香料と
大きく二つに分けられるのですが、
どちらがいい、というのはないですけれど
受け入れやすさという点では天然香料の方が良さそうな気がします。

天然香料の難点は、
人工香料のような香りの安定さを保てないこと、
そして、原料が安くないことです。
既製の香水の大概のものには香りの定着剤や防腐剤が入っています。
天然香料の場合は1種類づつが高価で日持ちがせず、
香りも時間とともに消えやすいのです。

先ほどの代官山のお店のように、新宿のデパートでも
こういった調香サービスがあるそうです。
価格は1万円ほどで、人工香料がメインの様子。
100%天然でつくってくれるところはそうそうないでしょう。

しかし、「世界に一つの香り」というのは憧れます。
香りは見えないけれど、
確実に気持ちを動かしてくれます。
人の輝きは内面から、ともいわれますし
香りってけっこう大事だと思います。

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