あっというまに令和2年に突入しました。

昨年は、アロマ調香に的を絞って、レッスンや商品など考えてきた一年でしたが、今年はそれに加えて、アロマそのもの。精油そのものについての大切さも伝えられるような、なにかを考えて行きたいと思っています。

アロマはずいぶんと一般的に浸透し、広まった反面、「天然」であることのそもそもの部分が抜け落ちたまま「いい香りで安全」なイメージだけでどんどん使ってしまっている感じもあります。
精油のもとは植物。その種類の中には非常に貴重な、何年もかけてやっとほんの少しだけ採取されるようなものもあり。それが高価だというだけでなく、高価であるその理由まで知らずに使っているひとも案外多いのではないかと。そんな心配があります。

何年もかけて自らが生きるために蓄えた香り成分をはじめとするさまざまな力を、いとも簡単に ジャンジャン降りかけるような使い方をされているのを見るのが個人的に切なくなります。

アロマと適切に関わることは、命の大切さを学ぶことにもつながります。地球の生命体が循環の中で長い間やってきたということ。それはなにかそれ以外の力が加わることでバランスが崩れて取り返しのつかないことになるということなど、そんな環境への意識も芽生えると思います。

アロマ、という言い方ではなく「精油」という言葉にして
「いい香りだね」のその奥にある本質を多く方へシェアできるように、すすめて行きたいと思っています。

本年もよろしくお願いいたします。

2020.1.1.

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