「詩と香り」というコンビで
アートの場に出展させていただくことが時々あります。
しかし、香りをアートと認めてくれるかどうかは
人によりますよね。

そもそもアートとは何を指すのか。

日本人のなかでの「アート」は、「絵」であると思っている人が多い印象があります。これは私の勝手な考えですが、
小学生で習う図画工作が、そういう思考を作っているのではないかと。
絵を描く、ということが一番芸術っぽい。
芸術家=絵画、みたいな。
だからかなと考えてます。

ですから、香りをアートだと認めてくれる人は少ないでしょう。
香りはアートなのか。
きっと近いものは音楽かもしれません。
香りも音楽も流動的で消えるものです。
ライブ感という点でも同じ。
音楽をアートと捉えるならば、ありではないかと思います。

私が香りをアートという理由、
それは。
感覚的なものだからです。
そして、自由に組合わせてイメージを表現できる。
表現のツール、方法の一つと考えます。
絵画も音楽も、色や音の組み合わせ。
そして本来は感じるものではないかと。
理解することも悪くないのですが、
果たして、それを作家は望んでいるのかと。
今ある空気感をなんとかして残したい、というのが
表現を模索する原点の気がします。
それを言ってしまえば、世の中の全てはアートだ、とも言えそうです。

この手の話は終わりがなさそうなので
またいいつかさせてください。

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