ある方のブログを見て知ったのですが、
「かおりカメラ」なるものが開発されたそうです。

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00470251

対象にシャッターを切るとそのかおりが瞬時に分析されて、グラフ化される仕組み。
ほーとうとうここまできてしまいましたか。

香りをインターネットで伝えたい研究は随分前からよくありました。ふわーんとそのかおりがPCやスマホから流れる・・・というとても未来なイメージです。

関連でこんな記事も見つけました。
https://gigazine.net/news/20130714-smell-camera-madeleine/

これは、香りを残す装置ですね。伝えるというよりは、個人的なかおりの記録です。

さてかおりカメラ、実際どんな風に使われるでしょうね。

かおりカメラをどう使う?

研究では、かおりのデータを集めていって健康管理や衛生管理に使えたら、と書いてありました。これは遠隔医療で役立ちそうです。
私は元ナースですが、患者の観察の時には五感をフルに使っていました。見る、聞く、触れる、そして・・・嗅ぐといっても「あれ、なんかいつもと違う匂い」というくらいですが。そして時には第六感も働かせて。
現代人の嗅覚は退化していますが、本来嗅覚は生きるために必要な感覚です。見た聞いた情報だけでは決め手に欠けるもの。刑事ドラマなんかでも「・・・匂うな」なんて台詞があるくらい、鼻が効くとはそういうことです。

もっと言えばかおりは鼻で感じることがほとんどですが、かおりは揮発成分なので肌でも感じているんですね。私たちは知らず知らずのうちに野生的な勘を時に働かせて生きています。

話は変わりますが、
もしかおりカメラが一般人も手に入れられるようになったら、どんな風に使うでしょうね。かおりカメラ付きカメラ、なんてあったら大変そうです。SNSではかおりのグラフが満載。毎日見ているといろんなかおりを情報として浴びることになりそうです。

個人的にはかおりはその場で体験して肌でも感じてやっとわかるもの、であり続けて欲しいです。

リクトではかおりをじっくりと感じるワークショップを不定期で開催しています。
鼻だけでなく肌や気配などから、そのかおりと付き合うことで心が見えてくることもありますよ。

興味ある方はお気軽にお問い合わせください。