先日の土砂災害に遭われた方々、亡くなった方のご冥福をお祈りするとともに
亡くなった方の関係者の方、災害のために生活が一変してしまった方、
本当に今大変な状況にあられると思います。そして、捜索などにかかわる方々のご苦労も想像を超えるものと思います。大変なことが起きました。
 

「何か、できないか」

報道をただ、見ていることしかできない者は、気をもんだり心配したリするなかで
何かできないか、と思います。これまでの災害の時にもあったと思います。
まずは生命にかかわること、そしてメンタルにかかわるダメージへのケア。
その、主にメンタルケアに関連して「アロマ」を使いたいと思われる方も多いと思います。

アロマテラピーはリラックス、という多くの方の認識があります。避難生活や喪失感に落ち込まれている方に対してなんとか心を癒せないか、と考えるときに思いつくと思います。アロマは本当に役に立つのでしょうか?

 

「香りは記憶と密接に関係を持ってしまう」

アロマが役に立つかどうかは、その人次第かなと思います。その人というか、その状況次第。リラックスできるようなアロマもありますが、同時にその香りは将来的に「つらかった時に嗅いだ香り」にもなります。その香りをかぐたびにつらくなる、
という可能性があることも考えたうえで、アロマを使うかどうか、判断したらいいと思います。
たとえばリラックスにはラベンダー、慰めにはマージョラム、などとは簡単に考えないほうが、その人の役に立つかもしれません。