先日、「アロマって何ですか?」というとてもシンプルな質問をいただきました。こういう質問に、色々な先生はどう答えるのだろう。

参考までにわたしなりの答えはこうです。

アロマとは香りのことです。

今「アロマ」といえばほぼ9割がたアロマテラピーもしくは精油のことをあらわします。しかし、こんなふうにアロマテラピーが流行る前はアロマといえばコーヒーの香りのこと。わたしが子供の頃はコーヒーのCMなどで「コーヒーのアロマ」という言葉を聞いたものです。確か東京駅の近くに「喫茶アロマ」というお店もありますよね。

アロマテラピーとは

しかしアロマテラピーが15年ほど前から流行りだしてずいぶん浸透し、今では多くの雑貨屋さんでも見かけるほどポピュラーなものに君臨。そろそろコンビにでも扱うのではないか?と予想しています。
そしてアロマといえばこのアロマテラピーに使うもの、精油のことをほぼ指すようになりました。アロマテラピーとは芳香の療法という意味で、香りをかいで心地よさを感じながら心身のバランスをとるセラピー、というものです。ですので香りありき。成分の力はもちろんありますが、それならば薬となってしまう。薬であることが先ではなく、まずは香りがあることが大事です。

香りが嗅覚ルートや血液ルートに乗って、心身のバランスをとるのに役立つ、それがアロマテラピー。嫌いな香りだとこれはうまくいきません。「いい香り」という心地よさが自律神経をリラックスモードにすることも、その成分にプラスして働きます。

似たような香料ではうまくいかない

今、100円ショップなどでも「アロマオイル」というものが売られています。
精油は同じ量でも1000円近くしますから、当然リーズナブルなほうを選びたいですね。しかしこの価格の差には理由があります。
冒頭でも書いたとおり、アロマは香りという意味。ですから香っていればアロマといえるのです。香りグッズはアロマグッズです。しかしアロマテラピーに使うものは「それっぽい香り」だけではない精油のほうを使います。それっぽい香りには、本物の香りの特徴的な成分だけを真似した科学香料なので、アロマテラピーの「●●によい」という期待には応えてくれないことが多いです。精油には香りの特徴的な成分のほかに、たくさんの種類の有機化合物が含まれています。なかには人間が認識できない香りも含まれており、それが心身にとって必要なものだったりするケースもあります。だから、似たような香りでは心身のバランスをとるのが難しいのです。

必要な香りは自分で選べるようになっている

●●によい、ということを期待してその精油を選んでもうまくいかないことがあります。それは、自分で意識しているトラブルと本当のトラブルに差があることがあるからです。アロマテラピーは嗅覚という最も本能に近い感覚を利用したものですから、それを使わない手はありません。情報から入るより勘から入る。感覚からはいる。そうして人の動物的な感覚の目を覚ますこともアロマテラピーを実施する意味の一つです。

情報はもういっぱいあります。実験と開発もたくさんしてきました。解明されてきたこともずいぶんあると思います。
知ることはすばらしいです。ですが、知るだけで終わっていることが多いように感じます。知るとわかるは違うこと。わかるためには体験が必要。体験をものにするにはセンスが必要。そのセンスを磨く助けにも、アロマテラピーが役立ちます。

アロマサポート、とリクトがうたっているのはこういった意味のことで、アロマで感性や人間力を上げたり、ナチュラルに生活や健康面に生かしたり、色々できることがあります。
感性を高めたい方には、リクトのアロマワーク「aroma* voyage」がおすすめです。

リクトは千石にショップ件サロンを構えました。
サロンメニューは随時受け付けています。
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